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プロのテープ起こし

テープ起こしを外注する場合

テープ起こしの外注を決めるとき

出版社に属さずフリーランス(自営業者)として取材を行うフリーライター、フリー編集者にとってテープ起こしは日常的・重要な作業です。とはいえ、長らく出版不況といわれる昨今、外注費が削減されているため、自分の編集費・原稿料の中からテープ起こし費用を捻出しなければならないので二の足を踏んでしまう人も少なくないようです。

本来なら、取材内容をわかっている取材者自身がテープ起こしをするのがベストではありますが、最近はクラウドソーシングの進展にともない、テープ起こし費用が安めになってきており、作業を外注するメリットが増えています。

考えてみれば、取材者が自らの取材を文字起こしする場合、取材にかかったのと時間と同じかそれ以上の時間が取られてしまいます。「時は金なり」という言葉がある通り、フリーのライターや編集者は、テープ起こしに取られる時間を、新規の仕事や顧客獲得に費やした方が発展的ともいえます。そうした意味でも、テープ起こし費用を「必要経費」と考え外注することは有効なことといえます。

筆者は現役の雑誌編集者です。最近は取材・執筆だけでなく、企画の構成から取材コーディネートまでを任されることがあります。このような場合は、時間的・手間的な負担が大きいので、数ページに渡るボリュームの特集を担当するときは、テープ起こしを業者に外注するようになりました。

というのは、ライターや編集者は編集・執筆というクリエイティブ作業に専念し、記事のクオリティー向上に努めるべきだと思うからです。また、取材が盛り上がって長時間になってしまったときは、長時間の録音ファイルを見て愕然として、テープ起こしに乗り気にならずに無駄な時間を過ごしてしまった…というのもよくある話です。

取材は取材者にしかできませんが、テープ起こしは経験を積んだ業者や個人でもできます。効果的なワークフロー確立のためにも、テープ起こしの外注は一考の価値アリ、といえるのです。